過払いについて専門家の意見
1年目に満期4年ものの市場金利が7%に上昇した時はどうでしょうか。
考え方は同じです。
4年間にもらえる5%のクーポンと満期時の償還金100円を1%で現在価値に引き直せば、93円となります。
このように、固定利付債は、市場金利が低下すれば価格が上昇し、反対に市場金利が上昇すれば価格が低下する性質があります。
この概念は、固定利付債を理解するうえで最も基本的な概念になりますので良く覚えておいてください。
それでは、変動利付債の説明にいきましょう。
2変動利付普通社債変動利付普通社債(FloatingRateNote:FRN)が固定利付普通社債と最も異なる点は、クーポンにあります。
固定利付普通社債は、クーポンは発行の時に一度決まると満期まで変わらないのが常です。
一方で、変動利付普通社債は、クーポンが6ヵ月または3ヵ月ごとに見直されるのが常です。
もう少し具体的に説明しましょう。
なお、ここでは国内の変動利付債は現在発行例が少ないことから、ユーロマーケットの変動利付債を使って説明します。
いま、ユーロマーケットの変動利付普通社債を使って、100億円資金を調達するものとします。
クーポンは6ヵ月LIBORと同じ金利が適用されると仮定します。
この債券の発行日は1995年6月21日で、第1回目の利払日は、1995年12月21日だとします。
まず、第1回目の利払期間に適用されるクーポンを決めなければなりませんが、通常ロイター等で提示されているLIBORは提示されている日から数えて2営業日後からその金利が適用されます。
したがって、発行日が6月21日であれば、その2営業日前の6月19日に契約書で決められた複数の銀行が提示する円LIBORの平均を使って、6月21日から6ヵ月間適用されるクーポンが決められるわけです。
もしここで、この円LIBORが3%であったと仮定しますと、発行体のあなたは最初の利払期間である1995年の6月21日から12月21日までは3%のクーポンを払えば良いことになります。
次に、1995年の12月19日になりました。
2営業日後の12月21日から始まる次の6ヵ月間のクーポンを決めなければなりません。
いま仮に円LIBORが3.5%であったとします。
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